2008年12月25日

可視セルの選択と集計

Excel(エクセル)でグループ集計を行う機能の一つに[データ]メニューの[集計]という機能があります。

Excelの応用レベルの講習会ではいつもご紹介しています。
ピボットテーブルに比べると機能名に特色がないせいか、意外にご存知ない方が多いようです。

この集計という機能を使うとExcel(エクセル)の行番号の左隣にアウトラインが表示され、一部のデータ(レコード)を非表示にしたり、再表示したりすることができます。

データを非表示にしたままの状態でレコードをコピーすると、非表示のデータも一緒にコピーされてしまいますので、範囲指定には一手間増えることになりご質問頂くことがあります。

Excel(エクセル)のジャンプ機能を使うと簡単に表示レコードだけを範囲指定することができます。

ジャンプ機能は
 あらかじめコピーしたい範囲をドラッグしておきます。
 [編集]メニューから[ジャンプ]を選択します。
 [ジャンプ]ダイアログボックスの左下にある[セル選択]ボタンを押します。
 [可視セル]というオプションをクリックし[OK]ボタンを押します。

非表示になっているセルは範囲指定されないため、画面はちょうどCtrlキーを押しながらドラッグしたような画面表示になって範囲が点滅します。

後は通常のコピーと貼り付けを使えば表示レコードだけをコピーすることができます。
便利な集計機能ではありますが、その特色を理解して使わないと不便に感じてしまうこともありますね。
posted by Three bit com at 10:00| Excel(エクセル)