2009年02月04日

ExcelからAccessへのインポートエラー

Excel(エクセル)のデータをAccess(アクセス)に移行する際に、Accessの「インポート」コマンドを使用することができます。
その際に一部のデータがAccessのテーブルにインポートできないことがあります。

この作業で躓いてしまい、仕事持込セミナーやAccess関連の講習会にご参加頂くケースもあります。
色々な原因が考えられますが、例えばExcelで行内改行(Alt+Enterキー)をしているデータがエラーになってしまう場合があります。

特に行の高さを狭めていると目で見ても分からないため、データ件数が多い場合には困ります。
対応策として例えばCLEAN関数を使うと便利です。

A1に行内改行が挿入されている場合、B1に次の式を入力します。
=CLEAN(A1)

Alt+Enterで入力した改行をこれだけで取り除くことができますので、インポート時にエラーが出るようであれば、可能性のありそうなフィールド・レコード全てに同様の処理を行ってからAccessでインポートをしてみてください。

Accessのシステム完成後にデータの移行がうまく行かず、システム運用開始に時間がかかるケースを非常に多く拝見します。

初めてシステムを作成する場合には、ついつい後回しになりがちなデータのクリーニング作業ですが、システムを作成しながら、平行して早い段階でデータのチェックもしておきたいですね。
posted by Three bit com at 10:00| Access(アクセス)